「失敗したすし千代に代わる、新たな回転寿司の女王！風変わりなかまぼこちゃんの物語」

「すし千代」という回転寿司店は、京都府で一番人気のあるお店であることは皆さんご存知のはず。しかし、今回はそのランキングに食い込むことができなかった、もうひとつの回転寿司店の物語をお届けしよう。

主人公の名前は、風変わりな「かまぼこちゃん」。かまぼこの赤ちゃんのように可愛らしい見た目を生かして、かまぼこちゃんはネット小説家として人気を博していた。

ある日、かまぼこちゃんは「すし丸今熊野店」にやってきた。ランキング２位でありながら、出来立てのネタが食べられるお店であることが評判になっていたのだ。

かまぼこちゃんが注文したのは、なかなか手の込んだオリジナルの巻き寿司だ。そして、店のメニューの中にはなく、お店の人にお願いして作ってもらったのだ。

「すし丸今熊野店」のシェフは、おいしそうな巻き寿司を作り上げた。しかし、それ以上に驚きの出来事が待ち受けていた。

その巻き寿司から出てきたのは、言葉を話すかまぼこだった！しかも、かまぼこちゃん自身が書いていた小説の主人公までもが登場するという訳のわからない展開だった。

そんなかまぼこちゃんの小説も、この不思議な回転寿司店も、今日が初めてではなかった。なんと、かまぼこちゃんは夢の中でこの現実を見ていたのだった。

吹き出しそうなほど奇妙な体験に驚くかまぼこちゃん。しかし、それでも「すし丸今熊野店」には、ここでしか味わえない、かまぼこちゃんが初めて食べたような、美味しい回転寿司があったのだ。

感動的：6　笑える：3　悲しい：0　夢がある：10　怖さ：0. 合計点：19