「夢追い人必見！ディーン＆デルーカのアイテムを手に入れた男の物語」

『DEAN＆DELUCAのアイテム』
主人公ヤマトは、唯一無二のバッグを探していた。いつも行くカフェで、オシャレな女性から「このバッグ、ディーン＆デルーカで買ったんだけど」と聞き、その名を覚える。しかし、当時はまだ学生で、リベンジするまで100年はかかると諦めていた。

それから数年後、社会人になったヤマトは念願かなってディーン＆デルーカに足を運ぶ。目移りするほど美味しそうなチーズやスイーツにつられつつ、バッグコーナーへ向かった。

そこで出会ったのが、小柄できりっとした店員さん。「こんにちは、私はデルーカです。何かお探しですか」と言われ、思わず照れくさくなるヤマト。そして、彼女にHAWAII限定のスモールトートをすすめられ、思わず購入してしまった。

しかし、家に帰ってから気づいたことがあった。それは、そのバッグにはディーンという男性の名前が入っていたことだ。不思議に思ったヤマトは、バッグに入っていたノートを見つけた。そのノートには、ディーンという男性が自らの手でバッグを作りあげた経緯が綴られていた。

それを読んだ彼は、デルーカさんに連絡を取り、ディーンと話すことができた。ディーンは、バッグ作りに情熱を注ぎ独自の技術を駆使する一方、流行り廃りに流されず常に自分らしい作品を追求し続けていた。その姿に刺激されたヤマトは、自分自身でも何かを作り出したいと思うようになった。

そして、ヤマトはある日、リュックサックをデザインした。自分でも驚くほど完成度が高く、友人たちに見せたところ、大変好評だった。自信を持った彼は、ディーンのようにカフェや自宅の一室をアトリエにして、手作りバッグを製作するようになった。


■この小説のちくわ様自己採点
感動的：6
笑える：1
悲しい：0
夢がある：9
怖さ：0
合計点：16