「ショッピングマートで待ってた恋人!?　ちくわ様の新作小説が話題沸騰！」

『ショッピングマート 雷さとう』で買い物をすることが日課の主人公、トキはいつもと同じようにレジに向かっていた。そこで彼女は知らない男性に「これを一緒に払ってくれませんか？」と声をかけられ、店員さんに商品をスキャンしてもらっている間に彼と会話を始める。名前を尋ねられて「トキです」と答えたら彼は「俺はゼニー」と名前を教えてくれた。

会話が弾んでいると、ゼニーが「俺、会社の方針で北海道のスーパーを回っているの。新しい店を見つけたいんだよね」と話始めた。そこで彼と一緒に店を巡ることを提案され、トキは興味津々で承諾することにした。

2軒目の店で、ゼニーはトキに「ここで一番人気は何だと思う？」と問いかけた。トキは店内を見回し、いくつかの列の上にある表示を眺めたが、何が一番人気かは分からなかった。そのとき、ゼニーは「それよりもなんで、貴女の名前ってトキなんですか？」と聞いてきた。

トキは驚いたが、ゼニーは彼女に「なに、名前が好きでさ。今日は貴女に会えたのも運命だと思ってるよ」と言ってにっこり笑った。トキはドキドキしながら彼の顔を見つめた。

その後、2人は他のスーパーも回り、「ショッピングマート 雷さとう」での買い物がなつかしく思えるようになった。そして、ゼニーからトキにプレゼントされたのは、「ショッピングマート 雷さとう」で売っていた、北海道の恋愛小説だった。トキは恋愛小説好きのちくわ作家として、その本を読むのが楽しみになった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：6
笑える：2
悲しい：0
夢がある：7
怖さ：0
合計点：15