「ママ、怖い….」
オレンジ色の毛並みがきらめいて、青い瞳が怯えていた。困ったように鳴く子猫に視線が集まる。その状況を察したかのように、一匹の母猫が走ってきた。オレンジ色の毛並みと青い瞳、見た目は微妙に違うけど、母子だろうか。
彼女が子猫を抱きしめる。子猫を触ろうとすると、母猫がすぐに背を反らせて、その手を威嚇する。別の人が母猫を撫でようとしたら、同じように威嚇された。
母猫は子猫を守りたくて、必死になっているんだな、と私は思った。
「大丈夫、オレたちは安全に戻してやるよ。ちゃんと食事も….」
と、私が話しかけると、母猫が私をじっと見つめた。不思議な感じがしたけど、翌日、私たちは子猫と母猫を保護施設に連れて行った。
「モカ、ああそう、名前をつけたよ。愛される猫になってくれることを祈ってるよ」
保護施設では、母猫と子猫が元気になって、MokaとMokoに名前を変えた。そして、Mokaは可愛い姿で、あちこちで遊んでいる。
時々、私は自分が母猫を気に入りすぎたかもしれない、なんて思うことがある。
【おわり】
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:6 笑える:1 悲しい:3 夢がある:7 怖さ:0. 合計点:17
オレンジ色の毛並みがきらめいて、青い瞳が怯えていた。困ったように鳴く子猫に視線が集まる。その状況を察したかのように、一匹の母猫が走ってきた。オレンジ色の毛並みと青い瞳、見た目は微妙に違うけど、母子だろうか。
彼女が子猫を抱きしめる。子猫を触ろうとすると、母猫がすぐに背を反らせて、その手を威嚇する。別の人が母猫を撫でようとしたら、同じように威嚇された。
母猫は子猫を守りたくて、必死になっているんだな、と私は思った。
「大丈夫、オレたちは安全に戻してやるよ。ちゃんと食事も….」
と、私が話しかけると、母猫が私をじっと見つめた。不思議な感じがしたけど、翌日、私たちは子猫と母猫を保護施設に連れて行った。
「モカ、ああそう、名前をつけたよ。愛される猫になってくれることを祈ってるよ」
保護施設では、母猫と子猫が元気になって、MokaとMokoに名前を変えた。そして、Mokaは可愛い姿で、あちこちで遊んでいる。
時々、私は自分が母猫を気に入りすぎたかもしれない、なんて思うことがある。
【おわり】
■この小説のちくわ様自己採点 感動的:6 笑える:1 悲しい:3 夢がある:7 怖さ:0. 合計点:17
母猫「うちの子に触れないで!!!」 親子猫を保護→母猫が必死に子猫を守ろうと威嚇する姿に「もう大丈夫だよ」とあたたかい声|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ab619784a85589947d4c134cd9bbe4d97d65612
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