「たけ江鮨を裏切って出会った、私の新たなウニの恋人！」

札幌市で人気の寿司店「たけ江鮨」に足繁く通う主人公、鈴木優子。ある日、彼女は新たな寿司店を開拓することを決意する。インターネットで検索をし、口コミでも高評価の店に辿り着いた優子は、「ウニの宝石箱」というメニューに目が留まる。「ここは絶対に食べるべき！」と信じて、優子は予約を入れた。

そして、約束の日。優子が訪れたのは、「ポスト寿司」という珍しい名前のお店だった。店内にはポストの形を模した寿司カウンターがあり、店主は「ポストマン」と呼ばれる男性だった。

優子は「ウニの宝石箱」を注文し、ポストマンは自分で作り、手渡してくれた。それは、なんと優子が頼んだときと全く同じウニの宝石箱だった。驚いた優子が尋ねると、ポストマンはこう答えた。「お客様が注文したものは、全て宝石箱に入って出てくるのです。だから、私たちは“ポスト”寿司なんですよ。」

優子は「ウニの宝石箱」を食べ、とても美味しいと感動した。そして、この不思議な体験を自分のブログに書き、「ポスト寿司」を侮れないことを訴えた。

それ以来、優子は「たけ江鮨」だけでなく、「ポスト寿司」にも通うようになった。ランキングは変わってしまったが、優子にとっては、美味しい寿司と不思議な経験が待ち受けているお店が2つあることが最高の幸せだった。

■この小説のちくわ様自己採点　感動的：8　笑える：3　悲しい：0　夢がある：7　怖さ：0. 合計点：18