「新風館で出会った謎の男性に助けられた！京都府人気ショッピングモールランキング1位の秘密とは？」

主人公の名前は「つぐみ」。彼女は京都府在住の、ちょっとノリが軽めで明るい20代女性だ。ある日、彼女は友人から教えてもらった「新風館」というショッピングモールへやって来た。しかし、あまりの人の多さに圧倒され、お目当てのショップにも入れず、がっかりして帰ろうとすると、ひょんなことから声をかけられた。「どうしました？ 入りたいお店がありますか？」と聞いたのは、紫色の髪が印象的な、ナゾの美女だった。

彼女の名前は「ルビー」。ルビーは「新風館」に詳しく、つぐみは彼女に導かれるまま、知らなかったコアなショップやグルメスポットを体験することができた。ルビーにはいくつか不思議な仕草があり、言葉遣いもちょっぴり古風だったが、つぐみにはそれが新鮮で、彼女のおかげでとても楽しい時間を過ごすことができた。

しかし、帰り際、ルビーが置き忘れたものを返しに行こうと、その足で「新風館」にいくと、そこにはなんとショッピングモールの元店長がいた。彼は現在、別の部署に異動していたが、ルビーからショッピングモールの隠された秘密を聞かされていた。

それは、ショッピングモール周辺にウワサされる、豪邸・新風荘である。そこに住む「千利休」という人物が、「新風館」のことを思いはかせて建てた、という伝説が残っているのだった。つぐみはお得意のスマートフォンで検索しても、そのような伝説は出てこなかったが、なんだか胸がときめいた。

そして、帰宅したつぐみは、その日の出来事を自分の小説に綴った。彼女はちょくちょく「笹屋」という喫茶店で作品を書いているが、今日はページをめくる音に耳をすませて、胸を熱くした…。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：6
笑える：2
悲しい：0
夢がある：10
怖さ：0
合計点：18.