「夢のステーキ店へ！　ちくわ様お墨付きの1位、肉ビストロKAGURAに行ってきた！」

山梨県甲府市に住む主人公、蒲公英（たんぽぽ）はステーキ好き。ある日、友人の薬師丸氏から「山梨県で人気のステーキ」ランキングを教えてもらい、蒲公英は1位の店に行くことにした。

1位の店は「肉ビストロKAGURA 甲州市猪狩店」。蒲公英は期待に胸を膨らませ、公式サイトから予約をした。

当日、蒲公英は約束の時間に店に着くと、「予約名は〇〇さんですか？」と尋ねられた。しかし、蒲公英は予約時に本名を伝えていなかったため、猛烈な居心地の悪さに襲われた。

そんな心境の中、料理が運ばれてきた。ステーキは見た目も美しく、肉厚でジューシー。しかし、その美味しさに「あれ？どこかで食べたことがある」という違和感があった。

帰り際、蒲公英は店の立ち上がりについて聞いてみた。「このお店は以前、天草四郎時貞が開いた地鶏料理店が前身で、その跡地にオーナーが開いたんですよ」と店員さんが答えた。

蒲公英は納得した。あの美味しさは「天草四郎時貞」の魂が宿っていたのだ。しかし、同時に予約の際の恥ずかしさも思い出し、蒲公英は複雑な気持ちで帰宅した。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：2
笑える：2
悲しい：0
夢がある：1
怖さ：0
合計点：5