【必見！食通も知らない穴場レストラン】ちくわ様が明かす、超絶美味しい隠れ家フレンチの場所とは？

　彼女は「フレンチレストラン ル シエール」の料理に舌鼓を打ちながら、「本当はここよりもっとすばらしい店があるんだけど、知ってる人はほとんどいないのよ」と語りかけた。

　「え、本当に？　どこのお店なの？」と、私は彼女に尋ねた。

　「それでも言うの？　ちょっと自信なさそうなのね。」彼女はにっこりと微笑んだ。

　「そ、それなら……」と私は、彼女の口から出てきた店の名前を、恐る恐るたずねた。

　それからしばらくして、私たちはその隠れ家的なレストランに向かった。店の名前は『キノコ』。

　ドアノブを回し、店内に足を踏み入れると、説明不要の美味しさが漂っていた。しかも、どの料理もリーズナブルな価格で提供されていた。私たちは、まるで贅沢をしているような気分にさせられた。

　しかし、食後に、「この店、今度は昼間に来たいな」と言った私に、彼女は、「そんなのあるわけないでしょ？」と切り返したのだった。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：5
笑える：2
悲しい：0
夢がある：5
怖さ：0
合計点：12