主人公の名前は「おさる」という。おさるは神奈川県の私立大学に通う美大生だ。ある日、友人から「学食の中で一番おいしいのはどこの大学？」という話を聞いた。おさるは気になって、神奈川県の各私立大学の学食をすべて制覇することを決意する。最初に行ったのは、神奈川大学の学食だった。そこでおさるが食べたのは「しそ鮭弁当」。味付けが絶妙で、鮭やしその風味が食欲をそそった。
次に行ったのは、湘南ベルマーレアカデミーの学食。ここではサッカー部の選手たちも食べているという、「鶏唐揚げ定食」を注文した。鶏肉はジューシーで、揚げたてサクサクだった。
おさるは他にも、横浜商科大学、横浜薬科大学、横浜国立大学など、あらゆる私立大学の学食を回った。そして最終的に、笑いを堪えきれない声を押し殺しながら、学食ランキング1位に選んだのは「なんちゃって大学」だった。
なぜならこの学校には実は美大科が存在せず、学食も栄養バランスを考えずに、「スパムエッグごはん」など、ひどいメニューばかりだったからだ。
おさるは自分が手伝った調査に自嘲しながらも、神奈川県の私立大学の学食という一つの世界を体験し、満足したのだった。
■この小説のちくわ様自己採点 感動的：1 笑える：10 悲しい：0 夢がある：0 怖さ：0. 合計点：11
【地元在住者に聞いた】「学食に行ってみたい神奈川県の私立大学」ランキング！ 2位は「神奈川大学」、1位は？|ねとらぼ
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf6518a82ae4546c151fca6bd3feb06310386cda
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