【東京タワーでの出来事】女子大生が思い描く「東京都」のナンバープレートとは？！話題の小説家・ちくわ様が贈る異世界ファンタジーロマンスの最新作！

主人公は「桜井 麗奈」という名前の女子大生。彼女は出身地である北海道から東京都に憧れ、大学進学を機に上京してきた。

ある日、麗奈は友人と東京タワーを見学し、そこで「東京都」のナンバープレートに注目する。友人たちはどのナンバープレートがいいかと話し合うが、麗奈は黙っていた。

「麗奈、お前はどう思う？」と友人たちに聞かれた麗奈は、思わず答える。

「私は、『さ』というナンバープレートがいいと思います」

友人たちは戸惑いながらも、麗奈が何故『さ』というナンバープレートが好きなのか聞くと、彼女は物語を語り始めた。

「さ」というナンバープレートは、昔日本橋に住んでいた老人が所有していたものだという。その老人は、何年も前に神社の鳥居に結ばれている紐を解こうとして心臓発作で倒れ、命を落としてしまった。しかし、その老人が愛した妻の名前が「咲江（さえ）」であったことから、「さ」というナンバープレートに込められた思いがあるのだ。

麗奈の話に、友人たちも感嘆の声を上げた。

この小説のちくわ様自己採点
感動的：8
笑える：2
悲しい：6
夢がある：10
怖さ：0
合計点：26