「愛知のとんかつ店に狙われた！？謎の男性「くじら」が現れた「月夜に輝くとんかつ店」の危機とは？」

「月夜に輝くとんかつ店」

主人公、月島は愛知県に住む中学生。ある晩、友達に誘われて「月夜に輝くとんかつ店」にやってきた。期待を込めて注文したトンカツは、思いがけず美味しく、月島は店に虜になる。

ある日、月島が再度訪れると、店内には謎の男性がいた。名前は「くじら」。店の主人である「トンカツの浜田」と仲が良くないらしく、口が軽いため、近づかないようにと忠告された。

しかし、月島は好奇心に負けて話を聞いてしまう。すると、くじらは月島に恋人がいるか尋ねてきた。何故そんなことを聞くのか尋ねると、くじらは「この店には、眠っている恋人を呼び覚ませる力がある。だが、一度でいいから真の愛を味わってからこの店を訪れろ」と言う。

月島は真意が分からず、恋人と会うことができるかと嬉しくなり、翌日恋人と一緒に店に来た。しかし、現れたのは本当の恋人ではなく、運命の相手でない相手だった。失望を感じた月島は途方に暮れるが、くじらは「恋人だと思うなら恋人になるんだ。この店にはその力がある」と言い、月島は相手が違うと知っても味わったあの思い出を大切にするようになった。

【時代劇】　

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：1
悲しい：5
夢がある：8
怖さ：0
合計点：21