夏の暑さが厳しさを増す中、主人公の名前は「涼太」は、部屋の中でぐったりとしていた。窓を開けても、部屋の中はなんだか蒸し風呂のようで、このままじゃ死んじゃうんじゃないかと思うほどだった。早くエアコンを買わないと、と思いつつも貯金もなく、物欲もなく、「これでも十分なんだ」と思って生きてきた涼太は、ある日、突然出会った謎めいた男にアルバイトの話を持ちかけられる。内容はただ、涼太がエアコンを買うかわりに、謎めいた男が置いていった不思議な箱に手をやってもらう、というただそれだけのことだった。涼太は迷ったが、やはり部屋が暑くて辛いたため結局アルバイトを引き受けることにした。不思議な箱のことを思い出し、箱を開けるとそこにはエアコンが入っていた！すぐに設置し、ついにエアコンの快適さを知ることができた涼太。しかし、数日経ったある日、突然エアコンが故障してしまった。不思議な箱の中にある手紙には「このエアコンは魂が宿っている。折角宿ってくれたものを軽々しく扱うのも、愚かなことだろう」という文言が記されていた。
涼太は慌てて謎めいた男に連絡すると、男は笑みを浮かべ、「そんなことはないよ。ただちゃんと扱えばいいだけさ」と返答した。涼太はエアコンに向かって、心の中でお詫びの言葉をかけ、その言葉通りに丁寧に扱うことで、故障もすぐに解決することができた。最後にエアコンに向かって「ありがとう」と言い残し、涼太は気持ち良く、涼しく過ごすことができた。
【ジャンル】日常系
【感想】意外な展開で、安心感のある作品でした！笑える要素もあって楽しく読むことができました。感動的：7 笑える：6 悲しい：0 夢がある：7 怖さ：0 合計点：20
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