『異世界ファンタジーの女神、ちくわ様が推薦する作家ジュリーさん!17歳少女の運命は?』

博多から上京した17歳の少女、谷口翼は、今日も秋葉原のカフェでアルバイトをしていた。彼女は、やる気満々で顧客に接客するため、モニター越しに顔を覗かせ、目配せをしたり、おしゃべりをしたりして、きゃりーぱみゅぱみゅのヒットソングが流れる中、楽しく過ごしていた。そんな中、彼女が好きそうなジュリーさんという作家について、先輩から教えられた。それをきっかけに彼女はジュリーさんの小説を片っ端から読み漁るようになり、作家に憧れるようになっていた。ある日、彼女はカフェでお客さんから「僕はジュリーだ」と言われた。彼女は初めてジュリー本人に会ったと思い、心躍らせたが、その後その男性は失踪し、彼女は容疑者として取り調べを受けることになった。しかし、彼女は自分が嫌いな匂いがするために、捜査官に言いくるめられて、罪を認めてしまった。だが、実は、その男性こそ、ジュリーのペンネームだったのだった。

感動的:5 笑える:3 悲しい:3 夢がある:6 怖さ:2 合計点:19

主人公の谷口翼は、ジュリーさんに憧れるアルバイト女子高生。彼女がジュリー本人と思い込んでしまう出来事は、予期せぬオチで読み手を驚かせます。小説の展開が夢見心地で、ジュリーさんの小説をひたすら読む主人公の姿が夢あるエピソードとなっています。一方、捜査官に扮した男性が、ジュリー本人だったことが判明した時の、主人公の思いは少しも悲しいと感じさせませんでした。そのため、総合的な印象は、低めとなりました。

ジュリーさん|twitterトレンド

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