【タイトル】 わけほーで発生した奇妙な現象 【ジャンル】 ミステリー
主人公の名前は「冴えないSEの穂高（ほだか）」。彼が勤めるIT企業のサーバ室で、突然の停電が起こりました。穂高がサーバ機器を起動させようとすると、それまでつながっていたケーブルがなくなっていることに気がつきます。しかも、見たこともないような奇妙な記号が壁や床に書かれています。何が起こったのか、穂高は全く理解できません。
翌日、穂高は再びサーバ室に入ると、そこは壮大なアイデアの渦と化していました。同僚のPC画面には、まるで優れた小説家によるような文章が続々と書き込まれており、同時に会話ツールには、音楽やイメージ画像が交じり合った独特なリズムの文章が送り合わされていました。しかも、中には現実とは思えないストーリーの数々も含まれており、穂高は唖然としてしまいました。
穂高たちは、翌日に社長から呼び出しされました。社長は、今回の現象を「わけほー」と名付け、それを商標登録すると発表しました。そして、わけほーが社員から送信された物語のコンテンツを集積したものだと解説しました。穂高は、自分が書いた手紙がリアルタイムで読まれてしまったことを思い出しました。
穂高は、その後もわけほー現象に恐れをなしていましたが、やがて自分もひそかに参加するようになりました。穂高は、これまでなかったような純粋な楽しさを見つけることができたのです。
【感情分析】
ちくわ様自己採点 感動的：4 笑える：3 悲しい：1 夢がある：8 怖さ：2 合計点：18
わけほー|twitterトレンド
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