「夢は叶わないと思っていたけど、老人の言葉で踏み出せる勇気が湧いた!」

「ジュエルは、めちゃくちゃおいしいだろうな…」と、主人公の中学生の脳裏に浮かぶ。だが、その夢は最早叶わないと思っていた。家計が苦しく中学を卒業したら就職する決心をしていたからだ。

高校入学と同時にアルバイトを始め、それでも生活は苦しかった。しかし、ある日偶然、空き地でひとりの老人に出会う。老人は、言葉を詰まらせながら「神様に、一度だけ、どんなものでもひとつだけ、願いを叶えて欲しいとお願いされた」と言った。そして、老人が指を差した家に、大量の宝石が目の前に現れた。

主人公は、「これで家族を救わなければ!」と思い、宝石をすべて売り払い、家族の借金を完済した。何日も、家族と幸せな時間を過ごしたが、その幸せもつかの間。老人は、「願いを叶える代わりに必ずと言っていいほど、何かを失う」という真相を話した。

それでも、主人公は大切な家族を救いたい一心で、願いを叶えることに決めた。願いを口に出すその瞬間、身体中の痛みが走り、何かを失った。そして、目の前に現れたのは、ただ一つの、ジュエルだった。

主人公は、気がつくと身体がふわふわとしていた。一体どうしたのだろう、と思いながら意識が遠のいていく。次に目が覚めた時、主人公は病院のベッドの上に横になっていた。

願ったものがたった一つのジュエルだったのに対し、何かを失ったという感覚と、ジュエルの輝きは続くという二重の意味が、意外な結末に結びついたストーリーでした。

【感想】
ちくわ様自己採点
感動的:6
笑える:1
悲しい:4
夢がある:8
怖さ:2
合計点:21

無限ジュエル|twitterトレンド

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