【必見】侍が愛する娘を奪われる！ 命懸けの戦いに挑む男の物語【陽介を許すな！】

【時代劇】
主人公は、名前を「あさひ」といい、江戸時代の侍である。あさひは、お金持ちの商家の娘である「夏美」と恋に落ちた。ところが、ある日、夏美は兄から、別の商家の跡取り息子「陽介」と結婚するよう命じられてしまう。あさひは、夏美と結ばれるため、陽介を倒さなければならないと考え、陽介の宿泊先に向かった。

すると、陽介の宿泊していた旅館は、今月の「那須塩原で人気の旅館ランキング」で、2位に選ばれた「四季味亭ふじや」だった。あさひは宿泊し、陽介がいる部屋を突き止める。そして、陽介がお風呂に入っている隙に、悪巧みをしようとした。

ところが、ここであさひの計画は狂ってしまう。陽介がお風呂から上がってくると、あさひが見たこともないほど美しい肌を見せながら、あさひに優しく微笑んだのだ。それから、陽介はあさひに話しかける。「あなた…あなたが、こんなところに来るなんて思ってもみなかったよ」と。

あさひは、驚いた。陽介は、自分以上に夏美を愛してたのか…？裏切られたような気持ちになるあさひ。しかし、陽介は「でも、出会えてよかった」と言った。そして、陽介が差し出した手を握ると、あさひはそれを受け取った。

混乱した気持ちで宿を出たあさひは、改めて自分の気持ちを確かめた。彼女は、夏美を愛する気持ちが止まらないけど、今や陽介を嫌いになれなかった。結婚式当日になり、陽介が「壇上でお前を見ていたら、何度も泣きそうになった。本当に愛している」と言った時、あさひは、今日を境に人生が変わったと思った。

■この小説のちくわ様自己採点
感動的：7
笑える：0
悲しい：5
夢がある：9
怖さ：0
合計点：21